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WEBチームの壽藤(スドウ)です。

本日は自動巻き時計のお話をさせて頂きます。
自動巻時計のお取り扱いに関しては、お電話で最も多くご質問頂いております。

【自動巻構造】
時計の内部には「 ローター(回転錘)」と呼ばれるパーツ搭載されております。
「ローター」が回転することにより、「トルク(力)」が発生します。このトルクが時計の動力源となる「香箱内」の「ゼンマイ」に蓄えられ、ゼンマイがトルクを解放することにより時計が作動します。

実際にローターがグルグルと回転して巻き上げている訳ではございません。
地球の引力によってローターは常に下(地面)に向かって動かず、腕が動く事によってローター以外の時計全体で巻き上げている…と云った方が解り易いかと存じます。


お取り扱い~part Ⅰ
【手(リューズ)による巻き上げ】
メーカーや技術者により見解の相違がございますので、予めご了承下さい。

結論から申しますと『リューズを20~30回転程度』手で巻き上げ、後はローターに委ねましょう。

巻き上げ不足の時計の場合、時計の構造上、または精度調整上、「進み」の傾向になりますが、持続時間の低下や姿勢差(時計の向き)によって精度が安定しない症状が表れてしまいます。

ローターと香箱車の間には、ローターが左右どちらに可動してもゼンマイを巻き上げられるよう、「リバーシング・ホイール(切替車)」と呼ばれるパーツがございます。
小さな歯車ですので歯車の「歯」、「ホゾ(軸)」の劣化進行が速く、定期的にオーバーホールされるお客様でも、交換頻度が非常に高いパーツになります。


「持続時間が短い」などの症状が見られる場合は、お気軽にご相談下さい。

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時計修サービス ウォッチ・ホスピタル
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自己紹介:
ウォッチ・ホスピタルのWEBチームに所属しております。
時計に関するご質問、またはメンテナンス方法など、お力添え出来れば幸いに存じます。
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